フライドチキン、から揚げ、竜田揚げの違いは

フライドチキン、から揚げ、竜田揚げの違いは
鶏肉

フライドチキンとは

人気の鶏肉料理でもある、フライドチキン、から揚げ、竜田揚げですが、これもよく聞かれる質問です。
一体何が、違うのでしょうか?

フライドチキンに関しては、よく言われる定義?みたいなものに、「下味をつけた小麦粉を鶏肉にまぶして、油で揚げたもの、鶏肉の唐揚げ」とあります。
では、フライドチキンは、唐揚げの一つの種類なのか、ということになります。

いろんな意見があるのでしょうが、個人的には、
フライドチキンは、鶏肉にハーブやスパイスなどで洋風の味付けをした小麦粉をまぶして、油で揚げた料理のこと、というのがしっくりきます。

その昔、フライドチキンといえば、のケンタッキーフライドチキン(以後KFC)が、はじめて「旨塩(うましお)からあげ」を発売した時、一連の取材?のんかで、
「旨塩からあげ」に限らず、今までもKFCは骨なしチキンを販売してきました。例えばチキンテンダーやボンレスチキンなどですね。今後も、いろいろな味付けのチキンを開発していきます」
と答えていました。

とすると、KFCにとっては、「フライドチキン」は骨がある商品で、「からあげ」は骨がない商品となり、違いは骨だけのようにも思えるが、もう一つの違いは、KFCでは、フライドチキンでは、
様々な部位を使用しているが、「旨塩からあげ」に関してはもも肉だけであることから、部位の違いも感じられる。

から揚げとは

から揚げに関しては、鶏肉だけでなく魚介類や野菜にも唐揚げはあります。その全てが同一ではないかもしれませんが、
鶏肉のから揚げを中心に考えるなら、鶏肉の肉自体に下味をつけて、小麦粉、片栗粉をつける、もしくは何もつけずに油で揚げた料理のこと、となると思います。

とすると、フライドチキンは、衣の部分にだけ味が付いているが、肉には味がなく、から揚げは、肉自体に味が染み込んでいるという違いも見えてくる。

竜田揚げとは

竜田揚げにも、鶏肉だけでなく魚にもありますが、よく言われる定義?みたいなものでは、「醤油とミリンで下味をつけた鶏肉や魚に、片栗粉をまぶして油で揚げた料理」となります。
から揚げでは、周りにつける衣に、小麦粉や片栗粉などをつかいますが、竜田揚げでは片栗粉だけしか使用されません。

蛇足ですが、竜田揚げの語源は、奈良県を流れる竜田川にあると言われています。
紅葉の名所として知られて竜田川から、「竜田揚げ」のお肉を揚げた時の色が、紅葉の色にもにていることから、その名前がついたと言われています。

フライドチキンとから揚げの違い

チコちゃんは、フライドチキンとから揚げの違いをいっています

NHKのバラエティー番組、「チコちゃんに叱られる!」は、いま大変人気のある番組だと思います。
個人的にも、かなり視聴している方です。

この中で、チコちゃんは、「から揚げとフライドチキンのは、何が違うの?」という質問に
得意の、「ぼーっと生きてんじゃねいよ!」と回答者に一括して、その回答を、
「肉に味付けするのが、から揚げ、衣に味付けするのがフライドチキン」といっていました。

詳しい解説は、料理研究家の服部幸應氏でしたが、
「同じような調理方法ですが、味付けの仕方が違うのです」と、そしてから揚げは鶏肉自体にしょうゆや生姜などで下味をつけてあげます、
フライドチキンは、小麦粉に黒コショウ、ガーリックパウダーなどのスパイスを加えたものをつけて鶏肉を揚げます、ということでした。

そして、双方ともに、「食べにくい鶏肉を食べやすくするために生まれたもの」ということでした。
から揚げは、昭和初期の品質の悪いパサパサした鶏肉に、しょうゆで下味をつけることにより、熱を加えることで固くなる肉が、水分を保ちジュシーに仕上がり美味しく食べられる。

フライドチキンは、1830年代アメリカの鶏料理は「ローストチキン」が普通で、手羽や足などの骨付き肉は食べにくく廃棄の対象だった。そんな骨付き肉を美味しく食べるために
考えられたのが、スパイスを衣に混ぜて揚げるということだったということ。スパイス衣は、油で揚げられることでより香ばしく美味しくなる、そんな理由であったようです。

ここまでには、竜田揚げは、出てきませんが、最後に出てきたのは、服部氏が一番好きな鶏の揚げ物は、なんと「竜田揚げ」ということでした。

違いをまとめますと、から揚げとフライドチキンの違いは、味付けの仕方で、竜田揚げとから揚げの違いは、衣に片栗粉を使うのが竜田揚げ、ということでした。

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