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鶏の活躍は、鶏肉ばかりではありません。卵や愛玩用もそのひとつです。

鶏の活躍は、鶏肉ばかりではありません。卵や愛玩用もそのひとつです。
歴史

鶏の活躍とは、4種類あります

今回は鶏の番外編みたいなものです。肉料理を愛する私にとっては、
ちょっと、違う観点?になるからです。

そもそも鶏の活躍?用途?は、肉用種、卵用種、卵肉兼用種および
愛玩用種に分けられます。肉用種は、いままでに書いてきたので、
それ以外の分野もすこし扱ってみます。

卵用種は、白色レグホーンが代表品種です

みたままですが、採卵の目的で飼養する品種のことです。
当然ですが、鶏はその代表選手で比較的小型の体格をもち産卵能力に優れた鶏です。

代表的な品種は、白色レグホーン種や黒色ミノルカ種がいます。
私達に馴染みがあるのは白色レグホーン種なのでしょうか、白色の卵を
生産する卵用鶏は、この品種やその交雑種が大部分を占めています。

その特徴は、イタリア原産の卵用種で、
産卵能力(初産日齢:約160日、年間産卵数:約280個、世界記録は365個)が
極めて優れています。

軽快な体型で、体重はオス2.8-3.4kg、メス1.8-2.5kg、羽色は白色、
とさかは単冠で耳たぶが白色です。
皮膚と足の色は黄、卵殻は白。就巣性(卵をあたためる性質)はほとんどなく、
世界的に最も普及している代表的卵用鶏です。

育種家により多くの近交系がつくられていて、その交配系が実用鶏として
使われています。

日本でつくられた「農林クロス」は白色レグホーン種オス系と
ロードアイランドレッド種メス系の一代雑種です。

黒色ミノルカ種もすこしだけ、
スペイン地中海のミノルカ島原産の卵用種。白い卵殻の大卵(約65g)を産みますが、
産卵数は年 130~150個、性質は温順でレグホーンより少し優しいようです。
現在は観賞用に飼われています。
大型で(体重:オス3.4kg、メス3.0kg)大きな単冠を持ち、耳たぶは白色、
羽色は黒ですが、白色や青色の内種もあります。

卵用種は、白色レグホーンが代表品種です

卵肉兼用種は、横斑プリマスロック種などの大型の品種です

産卵性と産肉性の両者を育種,改良した鶏の品種で,卵用種,肉用種に
劣らない能力をもつもので大型の品種です。

その代表格は、横斑(おうはん)プリマスロック種、ロードアイランドレッド種
ニューハンプシャー種などです。

横斑プリマスロック種は、アメリカのマサチューセッツ州原産の兼用種で、
羽色は黒白の横縞(しま)、とさかは単冠で、耳たぶは赤く、皮膚と足の色は黄色です。
産卵数は年150-250個、白色の卵です。改良されたものでは年365個の記録も出ています。
白色レグホーンと比べるとずんぐりとした体型です。

横斑プリマスロック種と白色レグホーン種の一代雑種がロックホーンです。

ロードアイランドレッド種は、アメリカのロードアイランド州原産の兼用種で、
羽色は濃い赤褐色で、皮膚と足は黄色、尾羽や頸(くび)羽が黒いコロンビア斑です。
耳たぶは赤く、とさかは単冠かバラ冠で、産卵数は200-250個、赤褐色の卵です。

ロードアイランドレッド種と白色レグホーン種の一代雑種がロードホーンです。
シャモや比内鶏と交配して、高級鶏肉生産にも利用されています。

ニューハンプシャー種は、アメリカのニューハンプシャー州で
ロードアイランドレッド種から分離して作出されました。
羽色はロードアイランドレッド種よりやや淡いコロンビア斑、翼と尾が黒色です。
とさかは単冠で、産卵数は180-200個で、成朝が早く肥育性にも優れています。

愛玩用種は、17種類が天然記念物になっています

日常生活で飼育する鶏種で、チャボ、尾長鶏 、東天紅、烏骨鶏 、シャモなど
鑑賞用や愛玩用を目的に飼養されている。
日本では17種類が天然記念物として指定されています。

以上、
鶏肉ばかりではなく、たくさんの活躍で我々の生活を
豊かにしてくれている鶏達です。

食という面では、戦後、食料がまだ安定供給されず、貧富の差も激しかった時代、
国が、最低限の栄養をとるために、卵の栄養価に目をつけ、そのため卵の価格を
出来る限り安定するように調整していた、という話を昔聞いたことがありました。

鶏との関わりにもやはり歴史があるのですね。

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