日本三大地鶏とJAS規格の関係

日本三大地鶏とJAS規格の関係
さまざまな素材

日本地鶏の種類と産地には、ルールがあります。

地鶏として認可されている食鶏の数は多く、畜産王国でもある宮崎県だけでも
「海部どり」「霧島どり」「サラダチキン」「高千穂どり」「日南どり」
「日向赤鶏」「日向どり」「都味どり」「みやざき地鶏」「宮崎の赤どり」
の10種がありますし、全国では、70種近くいるそうです。

ちなみに、県別に出荷数を見ると、徳島県が1位(阿波尾鶏(あわおどりなど))、
兵庫県が2位(丹波地どりなど)、愛知県が3位(名古屋コーチンなど)となり
3県で全体の40%をこえているようです。

日本農林規格(JAS規格)に基づき、地鶏のおおもととなる在来種も決まっています。

会津地鶏(あいづじどり)、伊勢地鶏(いせじどり)、岩手地鶏(いわてじどり)、
インギー鶏(いんぎーどり)、烏骨鶏(うこっけい)、鶉矮鶏(うずらちゃぼ)、
ウタイチャーン(うたいちゃーん)、エーコク(えーこく)、
横斑プリマスロック(おうはんぷりますろっく)、沖縄髭地鶏(おきなわひげじどり)、
尾長鶏(おながどり)、河内奴鶏(かわちやっこけい)、雁鶏(がんどり)、
岐阜地鶏(ぎふじどり)、熊本種(くまもとしゅ)、久連子鶏(くれこどり)、
黒柏鶏(くろかしわどり)、コーチン(こーちん)、声良鶏(こえよしどり)、
薩摩鶏(さつまどり)、佐渡髭地鶏(さどひげじどり)、地頭鶏(じどっこ)、
芝鶏(しばっとり)、軍鶏(しゃも)、小国鶏(しょうこくけい)、
矮鶏(ちゃぼ)、東天紅鶏(とうてんこうどり)、蜀鶏(とうまる)、
土佐九斤(とさくきん)、土佐地鶏(とさじどり)、対馬地鶏(つしまじどり)、
名古屋種(なごやしゅ)、比内鶏(ひないどり)、三河種(みかわしゅ)、
蓑曳矮鶏(みのひきちゃぼ)、蓑曳鶏(みのひきどり)、宮地鶏(みやじどり)、
ロードアイランドレッド(ろーどあいらんどれっど)

という種類になっています。これらの血統を引き継ぐのものしか地鶏とは言えないのです。
(地鶏についての詳しいルールは、「最近評判を集める鶏肉は、どんな鶏肉?」で書いています)

日本三大地鶏とは、やはり、美味なものです。

日本三大地鶏とは、やはり、美味なものです。

最近は、地鶏もブームとなり、百貨店やスーパーなどでも地鶏を
前面に出していることも目にしますが、銘柄鶏と混同していることも
見受けられますね。

前述の多くの地鶏も、在来種としてJAS認定された鶏種の雄に、
いろんな種類の雌を交配させてつくられたものが多いようです。

ここでは、日本三大地鶏ともいわれる3品種について、どんな鶏なのか
書いてみます。機会があれば召し上がってみてください。
やはり、美味だと思います。

さつま地鶏とは

平成2年から天然記念物の薩摩鶏とロードアイランドレッドの交雑鶏を
12世代にわたり交配を繰り返して生まれた地鶏です。
当然ですが、鹿児島県で飼育されています。

その肉は、食味をそそる赤味が強く、飼育期間が長いため旨み成分を多く含み、
甘みにも似た滋味があります。
また、低脂肪で水分が少なく、きめが細かいため柔らかさの中にも
適度な歯ごたえを楽しむことが出来ます。

比内地鶏とは

天然記念物の比内鶏の雄とロードアイランドレッドの雌の交配にて
生まれた地鶏です。

秋田県で認証されている条件は、上記の交配F1のみを28日齢以降
放し飼いか平飼いで、1平方メートルあたり5羽以下で飼育、
雌はふ化から150日、雄は100日以上飼育されているという物がある。

肉は赤みがこく、放し飼いなどで育てられているため肉の締まりがよく、
確かな歯ごたえがある。適度に脂肪やうま味があり、特に鍋料理に最適。

名古屋コーチンとは

正式名称は、名古屋種で卵肉兼用種である。明治初期に名古屋にいた在来種と、
中国のバフコーチンの交雑鶏、改良によりコーチンの特徴である脚毛が除去され、
1919年(大正8年)に「名古屋種」と改称されました。

その後、褐色レグホーン、ロードアイランドレッドを交配して
卵もよく産むようになり改良されました。

肉質や産卵能力がよく全国に広まったが、海外産の鶏にシェアを奪われ
一時は絶滅寸前になる。しかし、名古屋コーチンをまもる団体や人々に
支えられ、再評価され高級鶏肉として復活した。

肉質は弾力に富み、よくしまって、歯ごたえがあり、コクのあるうま味がある。

数ある地鶏の中で最もブランド力があるのは、この名古屋コーチンだと
いわれますが、確かに肉も卵も人気のあるトップブランドかもしれませんね。

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