羊肉(マトンとラム)販売の変化 歴史 Post Share Hatena LINE RSS feedly Pin it note 羊肉は豚肉や牛肉よりも食べられている?! 羊肉は、世界規模で見ると牛肉についで普及しているすごい食肉です。羊肉を食べる国は、世界の中で豚肉や牛肉を食べている国より多いのです。 なぜでしょう、それはどの歴史と宗教とに大きく関係しています。羊が家畜化されたのは、8千~1万年前に西アジアで始まったと言われています。そのためだけではないでしょうが、昔から中国から中東にかけて羊肉を食用とする国が多く、トルコやアフガニスタンでは郷土料理に羊肉料理が多いのです。 また、宗教的に見るとキリスト教た仏教を信仰する人口よりイスラム教を信仰する人口のほうが多いのも影響していると考えられます。イスラム教やヒンズー教では、牛肉は食べることを禁じられていますし、豚肉についても食べることを禁じているところが多いわけです。 日本のように宗教についてやわらかな?対応の人間は、その他の国は少なく信仰に対する姿勢が違いますからこれは大きく食肉消費に影響します。 実際のところ、私は仕事の関係で海外で食肉を扱うこともありますが、最近問い合わせがふえているのは、ハラールに対応した施設で処理されたお肉がほしい、というものです。 ※ハラールとは、イスラーム法において合法なものの事をいいます。ハラールに処理された食品は、ムスリムの人のみが食するものではなく、もちろん誰でも食することができます。食肉に関しては血抜きをするため、バクテリアの繁殖を防ぎ、鮮度を保ち、清潔に肉を食する事ができます。その他、加工品や化粧品では原材料にハラールではない成分を含むもの(ポークエキス、ゼラチン、豚脂など)を食、利用することができません) 羊肉と日本の関わりは明治維新以降のこと 羊肉が本格的に輸入されるようになったのは、明治維新以降のことと容易に想像ができますね。やはりそのようですが、初めて輸入されてきた羊肉はマトンであったようです、それも羊毛をとったあとの成羊肉で、かつ品質の非常に悪いものであったため、匂いがきつく日本人の印象は非常に悪く、かなり悪い認識を持たれたようです。 そのため、当初は臭い消しの香辛料や醤油のタレに漬け込み焼肉用として販売されたり、ソーセージの材料などに利用されました。 現在は、そんな臭みの強い商品はなく良質なったと言われています。これにも紆余曲折があり、様々な人々の努力があったようです。それは羊肉の匂いは、自然の草の匂いが羊の脂についたものだとわかり(当時の飼育方法は、放牧なので草を常に食事ですね)、飼育方法や餌を変更したりして日本人の好みに合うような羊肉に改良されたので、輸入量も格段にふえたようです。 2007年の資料によると、約2万2千トンほど輸入されており、その輸入先はオーストラリア69%、ニュージーランド30%となっているようです。国内生産は、全体の0.5%にすぎず、なかなか出会うことはないのが現状ですね。 日本の家庭では、現在もあまり羊肉を食べることはないようですが、これは前述の当初の輸入されたものの品質の悪さ・匂いに起因しているようです。ただし、唯一、北海道だけはそれには当てはまらいようです。北海道では子供の頃から羊肉を食べ慣れているようで、故郷を離れてもジンギスカンなどをして楽しみますし、北海道を訪れると札幌などでは当たり前のように「ビール園」の お食事が準備いただけます。私も公私にて数回札幌を訪れましたが、必ずお誘いを受けるのは「ビール園」と「すすきの」、そして締めの?「ラーメン横丁」でした。 最近では、羊肉はなかなか手に入りにくい食肉になりつつあります。昔は庶民が食べる羊肉でした、現在は輸入量も減り(減らしたくて減らしているわけではなく、中国などが高額でも輸入するので日本には入りにくわけです)、そこに、ダイエット食としての注目が羊肉に集まり、需要と供給のバランスで高騰したりするわけです。 当然ながら、手に入りにくくなる、ということですね。 Post Share Hatena LINE RSS feedly Pin it note 歴史 医食同源と肉の関係は 羊肉(マトンとラム)の違いは、実は国により違いがあるのです。 ピックアップ記事 ビジネス 最近人気のハンバーグ ビジネス ビジネス 精肉売場で「売れ筋」が止まる理由と改善のヒント ビジネス ビジネス 肉屋さんの売上を上げる方法(算数編) ビジネス 関連記事一覧 歴史 鶏の活躍は、鶏肉ばかりではありません。卵や愛玩用もそのひとつ... 歴史 ジンギスカン、日本の羊肉料理の代表です 歴史 お肉の歴史をみてみましょう。 歴史 参鶏湯は、若い日の思い出の味です