お肉のための赤ワイン(フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディ編)

お肉のための赤ワイン(フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディ編)
アルコールとの関わり

肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワイン

「肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワイン」は、よく言われるセリフ。
だけど、料理によってはこの説が、100%ではないことはすでに述べさせていただきました。

でもこの「肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワイン」はには、意味があるから常識のように言われています。
なぜ「赤ワイン」は肉料理とあうのでしょうか?
今回は、そこのところをに関して述べてみます。

「ボディ」の意味は??

フルボディやミディアムボディ、ライトボディといったようにワインを表現する場合があります。
これはいったい何を意味するのでしょう?
よく使われる言葉とはいえ、改めてきかれますと、ん?それは、、、、という方もおおいではまいでしょうか。

これは、口に含んだときの印象で、ワインの味や香りの複雑さをあらわしていると思われます。
そして、このボディを決めているのが、タンニン(ポリフェノールの一種)とアルコールなど様々な要素の関係性だと考えられます。

そのメインとなるタンニンは、ブドウの果皮や種子に由来する成分ですが、タンニンを豊富に含むブドウ品種を使ったワインほど、フルボディとなるものが多いです。
また、アルコールに関して言えば、、アルコール度数が高ければ高いほどコクが強くなる傾向があり、フルボディとなるものが多いようです。
でも、100%ではなく、傾向と考えてください。

最初のうちは、「渋みがある」か「渋みがない」かなど、渋みの加減で考えても良いと思います。
渋みを感じるものがフルボディ、そこそこ感じるのがミディアムボディ、渋みがあまりないのがライトボディ、
みたいな感じからスタートでいいんじゃないでしょうか(笑)

フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディ、それぞれのイメージは

フルボディ
味わいは、渋みが強く、コクや香りが濃厚で、色も濃い赤ワインのことを指します。
存在アピールが強く、ズシッと「重い」ワインで高級ワインは多くがこの範疇ですが、全てでもありません。

ミディアムボディ
いろいろな意味で、フルボディとライトボディのちょうど中間にあたるようなワインです。
渋みや酸味、香りがほどよいバランスの赤ワインが多く、まさにちょうどよい頃合いのワインです。

ライトボディ
フルボディとは正反対で、色が薄く、味わいも渋みも軽めの赤ワインのことを指します。
存在アピールは控えめで、サラッと「軽いフレッシュ」なワインで、安いワインと勘違いされますが、高級ワインにもライトボディはあります。
口当たりが軽く、飲みやすいワインが多いので、赤ワインが苦手な人や初心者でも飲みやすくおすすめのワインです。

どんな料理にあうのでしょう

赤ワイン(フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディ)どんな料理にあうのでしょう

これもよく言われるところですが、こってりした料理にはフルボディ、いろいろ合わせやすいミディアムボディ、あっさりした料理にはライトボディというところでしょう。
今回は、赤ワイン限定ですから、牛肉料理を中心に言うなら、
焼肉、ステーキ、ハンバーグのようなこってりした料理には、フルボディ中心にミディアムボディまで
さっぱりポン酢でしゃぶしゃぶ、軽く炒めた牛肉、醤油ベースで味付けしたすき煮みたいなものは、ライトボディからミディアムボディまで

但し、同じ料理でもロース・サーロインみたいな部位を使った料理と、ヒレ・モモなどの赤身系の部位を使った料理では選ぶタイプも変わります。
これは牛肉の脂成分との関係ですが、脂の強い部位にはフルボディ、脂少なめのさっぱり赤身部位には、ライトボディからミディアムボディとなります。

こってりしたものに、フルボディが合うというのは、渋み・タンニン成分が料理に負けることなく、それ以上の良いバランス感を与えてくれるからです(おしゃれな人たちは、素晴らしいフロマージュ、なんていいますかね)。
そして、こってりしたお味や脂を中和して、お料理やワインの次のひとくちを、更に楽しませてくれるからです。

ここでヒレ肉のステーキならどうすればいいの?みたいになります。
この場合、共通するミディアムボディでピノノアールあたりのワインが、個人的にはおすすめですが、こればかりは嗜好品ですからやっぱり個人差がありますので、
お試しいただき決めてください。

とにかく、食べず・飲まず嫌いはやめて、いろんな料理にいろんなワインを試してみてください。
そうすれば、思いもかけない出会いがあると思いますよ。

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