肉料理と合う飲み物は、炭酸水?!

肉料理と合う飲み物は、炭酸水?!
アルコールとの関わり

炭酸水もいろいろです

似ているようですが、本当は全く違うのが、
炭酸水とソーダ水、?え、という方も多いですよね。

炭酸水には、つくられたものと自然のものがありますが、
つくる炭酸水はきれいな水に炭酸を加えて圧力をかける。

不純物があると炭酸が溶け込みにくいので、
ほとんどのところで純水を使って作っています。

だから原材料をみても水と二酸化炭素のみ。もちろんカロリーはゼロ。
その他の成分もほぼゼロという具合になります。

しかしソーダ水は、クエン酸と重曹(炭酸水素ナトリウム)を
混ぜてつくる化学的な方法なので、炭酸と同時に生成される
クエン酸ナトリウムの表記も原材料に書いてあったりします。

だから判断できると思いますが、味でもわかると思います。

私がすすめるのは、炭酸水の方ですが、中でも天然の発泡水で、
フランスの「ペリエ」やドイツの「ゲロルシュタイナー」など、
日本でもヨーロッパの炭酸ガス入りミネラルウォーターが
有名になっていますが、天然のものがおすすめです。
(経費の?兼ね合いもあるので、自分で作るキットを購入しましたが、
家でもできる限りミネラルウォーターを使ってつくります)

ペリエやゲロルシュタイナーは、いずれも自然の湧き水の状態で
炭酸ガスが含まれており、自然お状態で泡立つように湧き出ているそうです。
人工的に炭酸ガスを入れているミネラルウォーターも数多くありますが、
天然の発泡水のほうが、泡がきめ細かさや泡立ちが勝っているといわれています。

天然の発泡水は、どうやって作られるのか。

今から1億年以上も前に地殻変動が起こりました。
地殻変動によってマグマから天然の炭酸ガスが発生し、そのガスと地下水脈がぶつかり合います。
その結果、ガスが地下水脈に溶け込んだことによって
炭酸入りのミネラルウォーターの源泉ができたようです。

ヨーロッパではこうした天然の発泡水が多く湧きでていますが、
伝説にもなっているのが、紀元前3世紀のカルタゴの英雄ハンニバルです。

ローマへの行軍の途中に南フランスのヴェルジェーズに立ち寄り、
そこに湧く泉の炭酸入りのミネラルウォーターを飲んで活力を充電したそうです。

なにを隠そう(隠しませんが)そのヴェルジェーズに湧いているが、ペリエなのです。

数は少ないですが日本でも湧き出ています。
福島県奥会津の「あわ心水」や大分県黒岳の「くじゅう・よいやな」などが
良く知られていますが、一番有名なのは、兵庫県の平野鉱泉の湧き水
「三ツ矢平野水」も天然の炭酸水でした。
そう、三ツ矢サイダーの原点です。

肉料理との関係は

相手が肉料理でも、口をさっぱりさせる爽快感、肉の味を邪魔しない、
そして、素材の味も引き出してくれることが大きなポイントですが、
炭酸入りのミネラルウォーターには、その役割を担うのに充分の力が
ありそうです。

しかし、先日の会員制焼肉店のプロヂューサーの方の話では、
ペリエが最高なそうです。

いわく、「『ペリエ』って硬水ですよね。硬水のようにパンチのある飲み物は、
味の濃い料理や脂っこいメニューに丁度いいんです。
そして、『ペリエ』はライムとの相性もいいので、ライムを絞って飲めば、
味の濃い料理を食べた後でもスッキリとした印象で食事を終えることが
できるはずです」と。

私は、ペリエにこだわりませんがお試しになっても良いかも。
そういえば、昔、日本と違いヨーロッパでは水は硬水のため
肉料理を煮込むのに適さず、ワインを使った、などと聞いた
事もありました。これも世界各地の事情ですね。

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