牛タンの魅力

牛タンの魅力
さまざまな素材

最近では、あまりに有名になり過ぎたのでは?と思うほど、宮城県仙台市の牛タン料理は人気のようです。
でも、牛タンの人気は、仙台だけでなく全国の焼肉屋さん、レストランと広がり、タン塩やタンシチューと人気料理となり、昔から比べるとかなり高い商品ともなってきました。

食べたい人は多いけど、商品が少ない、ましてや頭数の限られている和牛の牛タンとなると、なかなかお目にかかれることも少なくなりました。

それでも人気はおとろえない、その魅力は一体何なのでしょう?
味?歯ごたえ?栄養?はたまた・・・

牛タンとは

牛タンとは、そのまま?とも言えますが、牛の舌のことです。
そのまま?と言いますのは、タンのことでしょうが、これは、英語で舌を意味する tongue(タン)からきているといわれていますから、日本語+英語の合成された言葉となるのでしょう。

牛タンは、普通、長さが50cmほどで、重さは1.5~2.0kg程もあります。
本物を見ればよく分かるのですが、先端と根本での部分ではまるで違うものに見えます。
これは、見た目だけでなく、味についてもですが、なにせ牛の舌ですから大きいものなので、4つの部位にわかれると言われます。

先端から、タン先、タン中、タン元、タンサガリとなっていますが、根元にいくほど肉質がやわらかになっていきます。

タン先

牛タンの中でも先端部分であり非常に硬い肉質が特徴です。
タン先は焼肉で使えないことはありませんが、硬い肉質のためタンシチューなどの煮込みにむいていますし、牛タンハンバーグなど細かくして使われることも多いです。

タン中

タンの中央の部分になります。タン先よりは柔らかいので、焼肉などにもよく使われます。
多くのお店で、牛タンといえば、この部位が使われていることも多いですが、焼き以外にもシチューにも使われます。

タン元(別名:タン芯・上タン)

この部位は、タンの付け根の上側になり、脂もあり、歯ごたえも柔らかく人気の部位にないます。
牛タンは、根元にいくほど脂ものってきますので、噛んだときの溢れ出す汁が口に広がり人気も納得と感じられるでしょう。

タンサガリ(別名:タンカルビ)

この部位は、タンの付け根の下側になり、少し先側は筋などもあり固くもありますが、奥側に行くほど柔らかく噛み心地も爽やか、と最上級の牛タンと言えるでしょう。
ここのところ、非常に人気となり厚切りにして食べたりすることも多いようです。

牛タン料理

牛タンの栄養は

牛タンは、焼肉では、塩とレモンとの相性が最高!という方も多いでしょうが、それもそのはず??牛タンは、ビタミン類など栄養分も素晴らしい食材なのです。
牛タンのカロリーは100g(単位)で269kcalのカロリー。100gあたりで見れば、脂質が多く21.7g、たんぱく質が15.2g、炭水化物が0.1gとなっています。

正肉と比べるビタミンばかりでなく、鉄分やタウリンも豊富に含む優等生、タウリンといえば、栄養ドリンクでもおなじみでしょうが、肝機能の強化作用や、運動での血圧上昇をコントロールする作用などもあり、「ファイト、一発!!」という言葉も聞こえてきそうです。
また、ビタミン・ミネラルでは、ビタミンB12とナイアシンの成分も高くなっています。

女性にも、人気な理由は、カロリーや栄養にもあるのでしょう。
普通のカルビと比べれば、カロリーは半分近いですし、痩せ体質へと導く「ビタミンB1」をはじめ、貧血予防になる「鉄分」他、コラーゲンを生成を密接な関係のある「パントテン酸」など女性の心強い仲間となりそうな栄養素でいっぱいです。

牛タンのおまけ?

牛タンに白と黒があるのをご存知ですか?
難しいことではないのですが、
白タンは、ホルスタインなどの国産牛や外国産の牛舌をそう呼ぶことがあります。
なぜなら、その牛たちの舌の表面が白い色をしているためで、そこから白タンが出てきたわけです。

そうなると、もうおわかりですね?!
黒タンは、黒毛和牛の牛舌をそう呼びます。理由も同じ、舌の表面が黒いからそう呼ぶわけです。

黒タンが食べたいですよね、でもなかなか食べられなくなってきました。
当たり前かもしれませんが、黒毛和牛の頭数も限られていますし、取れる量はごく僅かですから。
見つけたら、かならず食べておいてください。(笑)

そうそう、仙台の牛タン、非常に人気ですが、その仙台でも、ほとんどは海外のものを使用している、というのも事実です。
だから、海外のものが悪い!まずい!というわけではありませんが、チャンスは生かしたほうがよいですから。

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