和牛と国産牛って何が違うの?

さまざまな素材

日本で販売されている牛肉は、3種類です。

日本のスーパーで売られている牛肉は、和牛・国産牛・輸入牛の
3種からなります。
生産されている牛肉と一緒になってしまいがちですが、
外国種と輸入牛は違いますから混同しないようにしましょう。

また、国産牛=和牛ではないことも理解されているでしょうか。
最近でこそ少し減りましたが、10年くらい前までは頻繁に質問された
ことです(販売店などでお買い物にこられた方々に)。

和牛=国産牛ではない、どういうこと?

お客様はよく和牛=国産牛だと思われていました。
そこでその違いを説明するのに結局は、すべての牛肉について
説明する事になるのが日常茶飯事です。

和牛とは、明治以降日本で品種改良された肉専用種で、
黒毛和牛・褐色和牛・日本短角種・無角和種の4種類です。

あまり数はいませんが、この4種類の交雑種は和牛となります。
販売されるときには、公正取引委員会が認定する「食肉公正競争規約」
によりこれらだけが「和牛」と表記できます。

ちなみにくどいようですが、「和牛」は日本で品種改良された肉専用種の
総称であり、日本で育てられた牛だけを指すものではありません。

海外で日本向けに育てられた「和牛」も少なからずあります。
しかし外国で育てられた牛なので外国産牛となり、輸入牛となります。
何かわざとややこしくしているような話になってきましたね。

でも、よく耳にするオーストラリアの和牛も、もともと
そうであったものが、日本の和牛と肥育技術と品質を比較され
中々評価されにくかった事実はあったでしょう。

中国では一番品質の良いお肉はオーストラリア産と思っている人も多いですよ。

なぜでしょう、中国と日本は牛肉の輸出入を認めていません。
よって日本の和牛は中国にはなく(一部悪い人たちが不法に持ち込んで
いる物もあるようです)、日本の銘柄牛のような牛肉は、
オーストラリア和牛であったりします。

国産牛は、和牛以外?!

国産牛は、国内で飼育された牛の中で和牛以外の牛肉をいうわけです。
具体的には、和牛以外の肉専用種、肉用種と乳用種の「交雑種」、
乳用種としてとしての役割をおえた廃乳牛、乳用種の雄などがそうです。

そう忘れていけないのは、国内での肥育期間が長い外国産牛も国産牛と
なります。(細かい決まりはまた、別の機会にでも)

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