BBQ(バーベキュー)が真のアメリカン料理

BBQ(バーベキュー)が真のアメリカン料理
世界事情

BBQにつながる肉の大量生産はどうはじまった

アメリカ、歴史のうえでは新大陸の発見にはじまります。
ご存じの1492年コロンブスのアメリカ発見です。
これによりヨーロッパから多くの人間がアメリカに乗り込んでいきます。

原住民にはお構いなく、原野や森林を開拓してとうもろこしなどの穀物を生産していく。
そして、原住民の食料であったとうもろこしを家畜の飼料としました。
移住した人々の中でも新大陸で主導権を握ったイギリス出身の人々は、先住民から教えてもらった
新しい食べ物を取り入れながらもイギリスから持ち込んだ食文化を守ろうとした。
「アメリカ料理」といえば「イギリス料理」が基本と言われるゆえんである。

1930年代には、大規模経営で余るほどのトウモロコシが生産され、
その余ったトウモロコシなどの穀物を飼料として家畜の大量飼育もはじまっていく。

家禽とでは、鶏を屋内に密集させ、穀物飼料をたくさん食べさせ、
短期間で肉を量産するシステムとなります。
今につながる、大規模養鶏、ブロイラー生産がまさにこれです。
ビタミンDと抗生物質の開発により、鶏は太陽と土がなくても育つようになりました。

豚の大量飼育法の普及は、大量の母豚を管理することを可能にしました。
母豚が妊娠すると分娩までストールという檻で分娩まで管理されます。
ストレスのため繁殖力が低下することも、ホルモン剤の投与など対策がうたれる。

離乳した子豚は機械で送られくる配合飼料を常に与えられ、急成長させられ、約6か月後に食肉となります。
このような飼育法でのストレスは、病気を誘発するため、抗生物質などの薬剤、栄養剤の使用が日常となります。

肉牛の大規模生産は、生後1年以降に、広大な敷地をコンクリートと鉄柵で仕切り、
各区画に一定数の牛を収容しトウモロコシを主体とした配合飼料を与えて
肥育するフィードロット法によりなされました。

また、日本やヨーロッパでは禁止されている成長ホルモンも成長促進剤として使用されている、
獣医師の管理といえど現実の姿、、、。

肉料理を多食するアメリカ、真のアメリカン料理は

アメリカ人が多くの肉を食することに気付かされます。
スーパーに行っても牛肉が安く、週末に大量にステーキ肉を買っていく家族も珍しくありません。
現実にFAO(国連食糧農業機関)による調査では、2005年アメリカ人の年間食肉消費量は
一人あたり125キロ、日本人の消費量45キロから見ると肉料理を3倍近く食べていることになります。

その消費の二代肉料理は、ハンバーガーとステーキでしょう。
2015年のNation’s Restaurant Newsにおいてチェーンレストランの
売上TOP50の中で何と13社がハンバーガーチェーンです。
TOP1は、いわずとしれたマクドナルド14350店舗、それ以外にも4位のバーガーキング7129店舗、
5位のウェンディーズ5750店舗とTOP10にも3チェーンが入っています。

同じ尺度で見るとステーキ店は、26位のアウトバックステーキ752店舗、33位のテキサスロードハウス438店舗、
39位のロングホーンステーキハウス479店舗と3店舗ですが、これは食べられ方の?違いにもよるでしょう。

ハンバーガーは、自宅で作って食べるというよりファストフードとして店舗で購入し頬張る、
でもステーキは何といってもバーベキューがあるのです。

バーベキューこそ真のアメリカン料理という人がたくさんいるくらいです。
バーベキューの語源は、西インド諸島の先住民の言葉であるタイノ語とのこと。
肉を焼く木製の台であるバルバコアにあるらしいですが、
アメリカ人の家庭ではお父さんが焼く人と決まっています。
(蛇足ながら、我が家も私の役目)

アメリカのフロンティア精神を感じさせてくれるともいわれる肉料理、
バーベキュー好きお父さんがたくさんいて、毎日バーベキューでもいいらしいです。
しょう油をベースに使ったヨシダのステーキソースもすごく有名ですが、あの容器をみても車のオイルなの?と
思ってしますようなサイズ感、まさにアメリカンですね。

そうそうヨシダソース BBQというバーベキュー専用ソースがあることも忘れてはいけないですね。
兎にも角にもアメリカの肉料理、ハンバーガーとステーキこれに勝るものなしですね。

ピックアップ記事

関連記事一覧

error: Content is protected !!