ワンランク上の豚肉知識、部位肉(パーツ) ビジネス Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it ワンランク上の、シリーズです。少しわかりにくいかもしれませんが、述べてみます。わかりにくいければ、少しずつ変更していきます。 テーブルミートなんてカッコのいい書き方もありますが、いわゆる食肉のことです、外国と比較で使っていたりしますが、お肉屋さんで売っているお肉のこと! まあ、見てみてください。 豚肉は何個からなる? 豚肉も牛肉の部位と同様に、日本食肉格付協会の豚部分肉取引規格によると 各部分肉の名称は「かた」を細分した場合は(「かたロース」、「うで」)、 「ヒレ」、「ロース」、「ばら」、「もも」の6の部分肉とする、とある。 実際に流通する場合には、「かた」を「かたロース」、「うで」、「ネック」の 3つとし、「もも」を「もも」と「そともも」の2分割にすることから、8部位から なるともいわれます。 豚肉は肉として出荷される月齢が牛肉に比べて若く、肉質も比較的均一なため、 どの部位も広い範囲の料理に利用できます。 また、昔は枝肉流通が主でしたが(こちらも牛と一緒です)、現在は小売や流通の 利便性もあり、小割にして流通させているのがほとんどです。 特にスーパーなどは、作業の効率化からその会社の独自規格で納入を求める ところも増え(小割整形部分肉規格ーコマーシャル規格ともいいます)、 その場合パーツの数は20近くにもなります。 枝肉から部分肉、部分肉から精肉へ 豚はと畜されてから、頭・足、皮、内蔵をはずし、左右2分割(左右の半丸)の 骨付き肉(枝肉)にされます。さらに骨を抜き、整形して各部位に区分けされ 部分肉となり、この部分肉から「すじ」や脂、不要な部分を 取り除き、精肉(すぐに料理に使えるような状態)にします。 歩留まりを見れば、一般的には、 生体 100%⇒枝肉 65%⇒部分肉 49%⇒精肉 43% くらいです。 つまり豚さんが100kgだったとしても、精肉になったときには、43kgに なってしますというわけです。 精肉にのときに、31%になってしまう牛と比べれば、まだ歩留まりは良い といえるかもしれません。 豚のパーツ構成比(部分肉の構成比)はどのくらいか 「かた=ウデ 23.6%」、 「かたロース 9.0%」、「ヒレ 1.8%」、 「ロース 18.2%」、「ばら 16.4%」、「もも 30.9%」程度となります。 日本では、豚肉はテーブルミート(家庭で生肉から調理するお肉)としての 位置づけにありますが、肉食文化の古いヨーロッパエリアでは、加工用として 利用されてきたむきがつよいです。 ロースやヒレはテーブルミートとして販売しますが、それ以外は、 ウデは、ソーセージ、ばらは、ベーコン、ももは、生ハムや骨付きハムなど それぞれをその特徴をいかして加工してきました。 それだけに、普通のお肉屋さんというより、豚肉から自家製のハムやソーセージ、 テリーヌ、パテなどといった加工品を主体に扱う専門店が存在します。 フランスの「シャルキュトリー」、ドイツの「メッツゲライ」、イタリアの「サルメリア」 などがそういったお店になります。 扱う商品の種類は、「シャルキュトリー」、「メッツゲライ」、「サルメリア」少なくなっていき より専門色?がつよいかもしれませんが。 日本では、メッツゲライでもパテやテリーヌを扱う店があったり キッシュやサラダ、スープといったお総菜を置いているシャルキュトリーもあります。 そこは、現地とは少し違うようです。 しかし、自家製ハムやソーセージなどの専門店でも最近では、日本でも増えてきています。 こういった傾向が様々でてきますと、豚肉の用途も変わり、相場にも影響を及ぼすように なってくるかもしれません。 まあ、日本におけるテーブルミート=豚肉の地位?は、かなり強そうですが。 Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it ビジネス 牛肉料理、「うちもも」、「しんたま」、「らんいち」、「そともも」、「すね」... 豚肉料理、「ネック」、「かた」、 「かたロース」、「ロース」を使おう ピックアップ記事 ビジネス 最近人気のハンバーグ ビジネス ビジネス 肉屋さんの売上を上げる方法(算数編) ビジネス 関連記事一覧 ビジネス 肉屋さんの売上を上げる方法(算数編) ビジネス 牛肉の格付けは、歩留等級と肉質等級により決定されます ビジネス ワンランク上の牛肉知識、部位肉(パーツ) PR PR あなたの生きがいは? ビジネス 肉業界、人材に関する課題 ビジネス 肉屋は儲かる?! ビジネス 競りを初体験 ビジネス おいしい鶏肉をつくる(飼料)