豚肉料理、「ネック」、「かた」、 「かたロース」、「ロース」を使おう

世界事情

「ネック」ってどんな場所、どんな料理にあうの?

首のあたりの部分で1頭から数百グラムしかとれない希少部位です。
肉質はややきめが粗いところで、以前はミンチに混ぜていたり、
ほとんど食べませんでしたが、1996年頃北海道旭川市の焼肉屋さんが
提供しブームにもなりました。マグロのトロと見た目が似ている(霜降りの感じが)
ので、「豚トロ(とんとろ)」、「Pトロ(ぴーとろ)」と名付けられました。

豚トロは、コリコリとした歯ごたえが特徴の焼肉の人気部位になっています。

どんな料理に向いている・・・焼肉

「かた」ってどんな場所、どんな料理にあうの?

前足の付け根部分にあたる部位、よく動くので、筋肉質で脂肪も程よく少なめに混じっています。
少し硬めですが、しっかりした旨みのある肉です
肉のきめはやや粗くかためで、肉色は他の部位 に比べてやや濃いめです。
脂肪が多少あるため、薄切りや角切りにして長時間煮込むとよい味が出ます。

どんな料理に向いている・・・シチューや豚汁、ポークビーンズなどの煮込み料理に。

ところ変われば呼び方も変わる・・・小売店(豚カタ)、アメリカ産(ピクニック)、
カナダ産(ピクニック)、デンマーク産(ピクニック)

「かたロース」ってどんな場所、どんな料理にあうの?

赤身の中に脂肪が粗い網状に混ざり、きめはやや粗くかためですが、
コクのある濃厚な味。赤身と脂肪の境にあるすじを切ってから調理します。

どんな料理に向いている・・・カレーや焼肉、しょうが焼、トンカツなど使いみちは広い

ところ変われば呼び方も変わる・・・小売店(豚カタロース)、アメリカ産(バット)、
カナダ産(バット)、デンマーク産(カラー)

「ロース」ってどんな場所、どんな料理にあうの?

きめが細かく、適度に脂肪がのった、ヒレと並ぶ最上の部位 。
肉質も柔らかく一番美味しいと言われる部分でもあります。
外縁の脂肪にうまみと独特の風味ががあるのであまり脂肪を取りすぎないように。

どんな料理に向いている・・・トンカツやすき焼きにしゃぶしゃぶ、ローストポークや焼き豚にも。
ロースハムにもなります

ところ変われば呼び方も変わる・・・小売店(豚ロース)、アメリカ産(ロイン)、
カナダ産(バックス)、デンマーク産(ロイン)

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