ホルモン(畜産副産物)の栄養

ホルモン(畜産副産物)の栄養
さまざまな素材

ホルモン(畜産副産物)の栄養、カロリーベスト3?!

ホルモン(畜産副産物)は、普通のお肉と同様、様々な栄養や機能性成分をもっています。
というか、栄養たっぷりといっても良いでしょう。
狩りをした後、野生のライオンや熊などの猛獣たちは、一体どこから食べるか、ごんじ方も多いと思います。

そう、内臓です、いわゆる、ホルモン(畜産副産物)ですね、野生の動物達がそこを食べる、否、そこしか食べないことすらあるのが、ホルモン(畜産副産物)というほどに、素晴らしい栄養を持っています。

様々な部位があるので、代表的な部分で100gあたりのエネルギー(kcal)の多い、少ないトップ3を牛と豚で述べておきましょう。

高カロリートップ3

第一位:テール(尾)生 492kcal、第二位:タン(舌)生 356kcal、第三位:ギアラ(第4胃)ゆで 329kcal


第一位:軟骨 ゆで 231kcal、第二位:豚足 ゆで 230kcal、第三位:タン(舌) 生 221kcal

低カロリートップ3

第一位:センマイ(第3胃)生 62kcal、第二位:コブクロ(子宮)ゆで 106kcal、第三位:テッポウ(直腸)生 115kcal


第一位:コブクロ(子宮)生 70kcal、第二位:マメ(腎臓)生 114kcal、第三位:ガツ(胃)ゆで 121kcal

ホルモン(畜産副産物)の栄養、どんなものがある?

栄養としては、タンパク質、脂質、脂肪酸、無機質、ビタミン類等があります。
動物性のタンパク質が多く、高タンパク食品でありながら、部位によっては特に低脂肪な食品でもあります。
高タンパク低脂肪って、ダイエット食品みたいですね。とはいえ、内臓はコレステロールが高いので、食べすぎは禁物です。

また、鉄分、カルシウム、カリウム等ミネラル(無機質)や、ビタミン類なども含み、疲労回復や免疫力アップにも期待が持てますね。

代表的なものと特殊な?情報を述べておきますと、

タンパク質
すべてのホルモン(畜産副産物)の含まれていて、人間にとっても内臓、筋肉、皮膚、毛髪などの材料となり、遺伝子、ホルモン、酵素などの材料でもあります。
タンパク質は、1gあたり4kcalのエネルギーになります

ビタミン類
ホルモン(畜産副産物)には、ビタミン類がたくさん含まれていますが、
特にビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2が多く含まれ、部位の中で群を抜いているのがレバー(肝臓)となり、すべてのビタミン類でトップクラスです。

無機質:鉄分、カリウム等ミネラル分
鉄は血液に60~70パーセント、残りは肝臓や骨髄などに存在しています。また、血液成分のヘモグロビン、各種酵素の材料になりますが、その不足では、貧血をおこし、認知機能・運動機能の低下に繋がります。
鉄をたくさん含むのは、センマイ(第3胃)、マメ(腎臓)、レバー(肝臓)、ハツ(心臓)等です。

ホルモン(畜産副産物)の栄養、どんなものがある?

コラーゲン
女性が喜ぶ言葉?お肌ピチピチ、食べることで皮膚の保湿性をたもつコラーゲンですが、
皮膚や血管、骨、軟骨などの多くに存在するタンパク質ですが、これも小腸やタン(舌)、豚足など食べて摂取してほしいですね。
ホルモンだけを食べても効果が少ないので、コラーゲン効果をあげるには、アミノ酸やビタミンCも必要なのです。とすると、野菜も一緒に食べるのがベストです。

エラスチン
これも女性向けかもしれません、最近の美容商品によく出てくる言葉ですが、コラーゲン同士を結びつける繊維状のタンパク質です。
エラスチンは、肺、皮膚、血管など弾力性のある組織に多く存在しますが、柔軟性を支える役割があるようです。

L-カルニチン
脂肪燃焼を助ける役割があると言われるL-カルニチンですが、特殊なアミノ酸の一種で、脂肪酸をミトコンドリアに運ぶ役割も担っています。
肝臓や腎臓で生合成され、骨格筋や心筋にほとんど存在します。牛ではハラミ(横隔膜)、タン(舌)、ハツ(心臓)などに豊富に含まれます。
歳月とともに体に中で合成される量が減っていくので、不足分を食物から摂取する必要があります。

ピックアップ記事

関連記事一覧

error: Content is protected !!