アグー豚、沖縄の在来種として

アグー豚、沖縄の在来種として
豚肉

アグー豚とは

アグー豚は、沖縄の在来種で、14世紀頃に中国より導入された島豚がその起源と言われています。
名称の由来は、「粟国島(あぐにじま)」からという説もあるようです。

見た目は、毛色は黒色で耳が寝ていますが、胴体が短く、足も短いです。体は小さい小型種ですが、性格はおとなしく体は丈夫です。
一般的な豚として有名なランドレース種と比べても、一回りも二回りも小さく体重では、3分の1程度の110キロ程度にしかなりません。

発育の遅さや、出産頭数の少なさ、体の小ささから他の豚に比べて採取できる枝肉も少なく、肉量の少なさから高級品となる。
しかしながら、この出産・発育の問題から、外来種の台頭に一時は絶滅の危険もありました(約30頭)。そのため、雑種化を取り除くための戻し交雑などにより約10年かけ、種の保存が行われ、現在は種豚が数百頭程度には回復したとも言われています。

現在、出荷されているアグーブランド豚は、生産者により独自の交配をした交雑種がお多いのも否めない事実です。アグーの雄と西洋豚の雌を交配したものやアグー同士を交配したものがあります。
しかしながら、「琉球あぐー」のような血統が100%の純血のアグー豚ブランドもあります。
純血度や交配種は各アグー豚ブランドの公式サイトなどで確認はできます。

例えば、「あぐー」というひらがなをブランド名称に使っているのは、JA沖縄の登録商標で、彼らが策定したアグーブランド豚の基準である「血統50%以上」を満たすブランドだけが使えるものとなっています。

アグー豚の特別な飼育方法

沖縄県アグーブランド豚推進協議会では、毎年度、アグーブランド豚指定生産農場の認定を行い、
認定された農場には、認定書の交付を行っています。2018年現在、アグーブランド豚指定生産農場は、11戸となっています。
(沖縄アグー豚の飼養戸数および頭数は、2018年現在、35戸・1024頭です)

アグー豚は出荷日数がだいたい8ヶ月程度で、体重が110キロを超えたあたりで出荷されるようです。
沖縄アグー豚は、西洋品種と比べて、飼料給与量や交配適期等の様々な点で、飼育方法が異なっていて、独自の飼育マニュアルもあるそうです。

飼料は、基本的には麦が中心ですが、それ以外にも泡盛粕、糖蜜などもあり、豚の主要飼料となるもの以外にも、各農家独自でブレンドした飼料を混ぜているケースも多いようです。
特には、飼料の与え方、与える量がデリケートなようです。
種雌豚では、太りやすいため,個体ごとの状態に応じて飼料の給与量を増減させたりしますが、その調整は、妊娠期の管理が一番デリケートになっています。
分娩後は、子豚の数に応じて量をを調整するわけですが、食欲がなくなり栄養不足にも陥りやすい時期で、その際は、種豚用飼料に,水を混ぜて液体状にしたり、人工乳等栄養価が高くて嗜好性の良い飼料を混ぜたりします。

また、飼育されているアグー豚の管理は、DNAチェックにも及び、繁殖・肉質の良し悪しもチェック管理されています。
優れた系統を残していき、様々な面で悪くならないよう管理されているわけです。

アグー豚の特別な飼育方法

アグー豚の肉質・味は

アグー豚は一般的な豚よりもやや脂肪率が高く、脂肪融点は低くなっていますが、飼育農家によっては、その脂肪率を下げようと
交配をしているところも見受けられます。

しかし、脂身が多いのにコレステロール値は低い。甘くさっぱりとした脂が特徴、などと言われるアグー豚ですから、脂肪比率は他のお肉に比べて高くなっていても脂がくどく食べられないという
わけではありません。脂肪入り方が細やかなことや、脂肪融点は低いことなどから食べやすく、脂の溶けていくのがわかるほどです。

アグー豚のさっぱりとした脂肪のうまみや肉の甘み、まろやかな食感を楽しめる食べ方は、しゃぶしゃぶですから様々な部位や、違った豚と食べくらべというのも面白いですね。

アグー豚についても、沖縄以外の土地から、通信販売で購入して食べる事ができますし、精肉店や牛鍋屋、惣菜店などを全国展開している、株式会社 柿安さんでは様々購入できるチャンスも
ありますから、お問い合わせしてみるのもよいかもしれません。

また最近では、本州の各都市でも食材としてアグー豚をつかい提供しているところがありますから、調べて食べてみてください。
とは言うものの、現地沖縄に行かれる機会があれば、特産品として価値ある、アグー豚もいろいろ味わっていただきたいです。

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