豚ガツ(豚の胃)の栄養について

豚ガツ(豚の胃)の栄養について
豚肉

豚ガツは、一般的な栄養成分は?

豚の胃で焼肉、焼き鳥、煮込みなどの料理に用いられる部位ですが、臭みもなくコリコリした食感でビタミンやミネラルなどの栄養をバランス良く含み、
カロリーは100gで121kcalのカロリーとなります。栄養成分は高たんぱく低脂肪でコラーゲンが豊富ですがコレステロールは豚レバーと同等に多く含みます。

主要な栄養素は、ガツ100gあたり、タンパク質17.4g、脂質5.1g、炭水化物なし、ミネラル成分は、ナトリウム100mg、カリウム150mg、リン140mg等、ビタミン類は、ビタミンB群0.37mgをはじめA・D・E・K・Cを含み、ナイアシン2.9mgとなります。

豚ガツの栄養成分は、どのような働きをするのか

ビタミンB1の働き

ビタミンB1は、炭水化物(糖質)の代謝をたすけ疲労回復に役立ちます。また、皮膚や粘膜の健康を維持し、糖質を栄養源としている脳神経や手足の末梢神経、筋肉の機能を正常にたもちます。
日本で有名になったのは、脚気(かっけ)の治療でした。ビタミンB1が、不足すると脚気になるためです。

ビタミンA

豚ガツにおいては、肉類には多く含まれる成分で、ビタミンAのレチノールという脂溶性ビタミンがあります。
夜盲症(暗い所で目が見えにくくなる病気)を改善するビタミンとして発見されたレチノールですが、未だにビタミンA欠乏症に悩まされる国もあり、子供の失明や発育不良の原因になっています。
反面、日本においての妊娠3か月以内、又は妊娠を希望する婦人へのビタミンA 5000 IU/日以上の投与は禁忌(処方してはいけない)とされているが、これは医薬品の場合で、動物性食品に含まれるものは問題ないという報告もあります。
また、また粘膜や皮膚の健康を保ち、動脈硬化を予防する働きにも注目されています。

ナイアシン

ナイアシンは水溶性ビタミンB群の一つで、ニコチン酸とニコチンアミドの総称です。
その働きは、糖質、脂質、タンパク質の代謝、エネルギー産生に関与しています。
また、ナイアシンが欠乏するとペラグラ(pellagra)という病気になることが知られています。
ペラグラのおもな症状には、赤い発疹ができる皮膚症状、口舌炎や下痢などの消化管症状、神経障害の三つがあげられていますが、
皮ふや粘膜のサポートや、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシンの働きに関係しているのでしょう。

ビタミンD

ビタミンDは、脂溶性ビタミンのひとつで、紫外線を浴びることで体内でもある程度つくり出せる唯一のビタミンとも言われています。
肝臓と腎臓を経て活性型ビタミンDに変わり、正常な骨格と歯の発育促進に作用します。
小腸でのカルシウムとリンの腸管吸収を促進させ、血中カルシウム濃度を一定に調節することで、神経伝達や筋肉の収縮などを正常に行う働きもあります。

ビタミンE

ビタミンEは、抗酸化作用が非常に強く、血管を健康に保つほか、血中のLDLコレステロールの酸化を抑制したり、赤血球の破壊を防いだりする作用もあることが知られています。
また、細胞の酸化を防ぐため、老化防止にも効果があります。
そのため、ビタミンE不足は、神経や筋障害の症状がみられたり、抗酸化力が低下するため、シミやシワができやすくなります。
また、血液中のコレステロールも酸化しやすくなるため、動脈硬化の原因につながります。

ビタミンK

ビタミンKは、天然のものはビタミンK1(フィロキノン)とビタミンK2(メナキノン類)の2種類のみです。ビタミンK1は植物の葉緑体で生産され、ビタミンK2は微生物から生産されます。
ビタミンKの主要な作用は、血液凝固に関与するものです。また、ビタミンKは丈夫な骨づくりにも不可欠で、カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促す作用があります。

ビタミンC

ビタミンCは、水溶性ビタミンの一つで、壊血病を予防する成分として、オレンジ果汁から発見されました。
ビタミンCは、アスコルビン酸ともいわれ、コラーゲンの生成に必須の化合物です。ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されないために、血管がもろくなり出血を起こします。これが壊血病です。
また、ビタミンCは、毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ働きがあるほか、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める働きがあります。

特に最近では、ビタミンCの抗酸化作用が注目され、がんや動脈硬化の予防や老化防止に期待を集めています。

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