ホルモン(畜産副産物)の輸入について さまざまな素材 Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it ホルモン(畜産副産物)の輸入は、増えています 焼肉屋さんばかりでなく、居酒屋さん、専門店とホルモン(畜産副産物)は、あらゆるところで食べられるようになりました。 昔は、おじさんの酒の肴出会ったものが、今では老若男女すべての人、様々な料理で提供されその美味しさやリーズナブルなところも人気に泊車をかけています。 それどころか、自宅でも食べるようになりました。 となると、そのために種類・量が足らないばかりでなく、購入するための場所や見合った価格、というものも必要になりました。 というわけで、国内で生産されるホルモン(畜産副産物)ばかりでなく、海外からの輸入品にも頼るようになります。 輸入する国のお国柄や、生産されるものの種類・品質・タイプも色々ですから、その品揃えや種類も豊富となり国産のものと輸入のものも双方人気となっています。 輸入の状態も様々で、冷蔵(チルド)生、冷凍、乾燥、燻製、水煮とあり、人気の部位は輸入状態もいろんな形で輸入されています。 ホルモン(畜産副産物)の輸入の経過をみると、2010年と2014年の輸入統計の比較にはなりますが、数量ベースで約125%、金額ベースで約185%となっています。 ホルモン(畜産副産物)の輸入の人気部位は ホルモン(畜産副産物)の輸入人気のダントツのトップは? そう牛タン(舌)です。その人気はホルモン(畜産副産物)の輸入で数量・金額ともにダントツの一位となっています。 人気の凄さに、国産ではとても足りないので、輸入で国産の数十倍のものを輸入しています。 焼肉屋さんの塩タン、洋食屋さんのタンシチュー、郷土人気の仙台の牛タンと思い浮かぶ人気料理にもたくさん出てきます。 このところの傾向としては、冷凍よりも冷蔵の伸びが顕著で、価格のやすさより品質が重視されているようです。 先程の輸入統計をみても冷蔵(チルド)生:数量218%・金額250%、冷凍:数量153%・金額175%とその人気がうかがえます。 2番人気は、牛のハラミとサガリです。 ホルモン分類ながら、通常のお肉と変わらない食味と、お肉と比べるとさっぱりとした食べやすさと低カロリーで女性や子供にも大人気です。 こちらも、国産は数量も少なく、高級品になりつつありますから、輸入品がその需要を価格・数量ともにまかなってくれています。 ちなみに、輸入品の名称は、ハラミがアウトサイドスカート、サガリがハンギングテンダーです。 数量的にみれば、これらに続くのは豚の内臓類(レバーを除く)冷凍で、数量185%・金額290%と伸びています。 こちらは、居酒屋さんなどで安価に提供される焼き物等の料理材料で人気が高いためです。 このように、ホルモン(畜産副産物)の輸入は全体的に増加傾向にあるなか、大きく減らしているのが牛レバーとなります。 生食禁止の影響が顕著のようですが、数量65%・金額68%となっています。 ホルモン(畜産副産物)の輸入の面白さ ホルモン(畜産副産物)の輸入先を国別に見ますと、米国、オーストラリアを中心に、カナダ、欧州各国、北欧、中米などがあります。 その中でも、2015年以降にオーストラリア産の輸入量に変化が見えそうですが、これは輸入というものが、国同士の政策に大きく影響受けるからです。 というのも、上記の日本とオーストラリアを例に考えますと、この年、二国間ではEPA(経済連携協定)が締結され、発効に至りました。 それが?となるかもしれませんが、この協定により牛タン、牛レバー、牛ハラミなどの冷蔵内臓類が、今までより関税40%カットで輸入できるようになるのです。 といっても、すぐになるわけではなく、15年かけて38.5%の税率が23.5%にまで下がるということです。 100円で買っていたものが、89円で買えるようになれば今までより買いやすい、となるわけですね。 しかし、単純にこれだけではなく、輸入量が増えすぎた場合は、セーフガードというものが発動され翌年の基準数量より差し引かれたり、関税が38.5%に戻ったりするようです。 何か、難しい話になってしまいましたが、国同士の取り決めが輸入量に影響するのはおわかりいただけたと思います。 また、ホルモン(畜産副産物)の輸入の面白さは、品質にもあります。 日本国内では、A5等級の牛肉のほうが、A3等級のものより高く買われます、これはキメや霜降りの良いものが品質的に良いとされるためですが、ホルモン(畜産副産物)の場合は、そうばかりではないのです?? 例えば、ミノ、ハチノスといった牛の胃についていうなら、牧草肥育(グラスフェッド)のもののほうが、穀物肥育(グレインフェッド)のものより評価が高くなったりします。 これは、長い間牧草を食べて育てられた牛の胃のほうが、厚みをまし食感も良くなるためと言われていますが、お肉であればありえない現象です。 簡単に言えば、日本のB1等級のものが、B3、B2等級のものより高く買われるということですから。 そのため、北欧や中米などの乳牛のものが高い評価を受けていたりしますから、輸入量や金額にも反映されるてくるわけでし、お肉では珍しい?現象と言えるかもしれません。 このように、ホルモン(畜産副産物)の輸入では、説明を聞かなければわかりにく、面白い現象もおきています。 Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it さまざまな素材 ホルモン ホルモン(畜産副産物)の栄養 牛テールとは ピックアップ記事 ビジネス 最近人気のハンバーグ ビジネス ビジネス 肉屋さんの売上を上げる方法(算数編) ビジネス ビジネス 精肉売場で「売れ筋」が止まる理由と改善のヒント ビジネス 関連記事一覧 牛肉 牛肉の希少部位、ウデ(肩)編 ジビエ ジビエの熟成はどうするのが良いか 豚肉 和豚もちぶた、全国85養豚家でつくったブランド 豚肉 黒豚、銘柄豚の代名詞の由来と秘密 豚肉 豚肉の生産と流通の変化、国内産、外国産の気になる変化は さまざまな素材 豚の内臓、沖縄料理だけでなく最近は一般家庭でも人気 さまざまな素材 赤肉がうまいと最近人気の外国種の牛 さまざまな素材 牛レバーとは&牛レバーレシピ