精肉店の人件費削減がうまくいかない理由|現場で起きていること

精肉店の人件費削減がうまくいかない理由
ビジネス

人件費を見直したい

精肉店を経営していると、
一度はそう考えたことがあると思います。

売上が伸びないとき。
原価が上がったとき。
利益が思うように残らないとき。

まず最初に見直されるのが、
人件費です。

数字として大きく、
削減の効果が見えやすいからです。

では、
人件費を下げれば、
本当に経営は楽になるのでしょうか。

人件費削減の方法はいくつかあります。

シフトの見直し。
パート・アルバイトの削減。
営業時間の短縮。

どれも、
数字としては分かりやすい改善策です。

多くの場合、
人件費率という数字を見ながら、
調整が行われます。

人件費率を下げれば、
利益は改善する。

そう考えるのは、
自然なことだと思います。

しかし、
人件費は単純に削れば良いというものでもありません

以前、ある店舗で
人件費の見直しを行ったことがありました。

シフトを削り、
人の配置を最小限に近づけました。

数字としては、
確かに改善しました。

人件費率は下がり、
利益も出ているように見えました。

しかし、
売場の様子が変わっていきました。

品出しが追いつかない。
接客に余裕がない。
売場の細かい乱れが増えていく。

スタッフは、
目の前の作業をこなすだけで精一杯になり、
売場を見る余裕がなくなっていきました。

人件費は下がりました。
しかし、売場の余白もなくなりました。

人件費は、
単なるコストではありません

売場を支える力でもあります。

削ることで数字は整うかもしれませんが、
同時に失われるものもあります。

もし今、
人件費の数字は整っているのに、
売場にどこか違和感があるとしたら。

それは、
もう一度見直すべきサインかもしれません。

経営判断について、
迷う場面があれば、
壁打ちという形で整理することもできます。

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