平牧三元豚(平田牧場三元豚)、国産三元豚の代表選手

平牧三元豚(平田牧場三元豚)、国産三元豚の代表選手
豚肉

平牧三元豚とは

平牧三元豚とは、平田牧場三元豚のことで、山形県の酒田市の平田牧場で飼育されている豚、3つの品種の豚を掛け合わせた「三元交配豚」のことをいいます。
平田牧場には、平田牧場三元豚と平田牧場プレミアム三元豚の2種類が存在しています。

一般的に「三元豚」と呼ばれる豚は、ランドレース種(L)、大ヨークシャー種(W)、とデュロック種(D)の3品種を掛け合わせたLWD交配でつくられます。
一方、平田牧場プレミアム三元豚は、ランドレース種(L)とデュロック種(D)にバークシャー種(B)を交配させた三元交配豚LDB種です。
平田牧場プレミアム三元豚は、中型で脂が乗りやすく、筋繊維がきめ細やかで脂の質が良いなど肉質が非常に優れているため、「プレミアム」の称号?もついているわけです。

平田牧場三元豚は、肉質を重視した系統選抜を行い、系統として最高の肉質の三元豚を作り上げただけにとどまりません。
人間でも昔から、生みの親か育ての親か、生まれよりの育った環境、などといいますが、こちらの豚舎は通気性のよい開放豚舎で、ストレスをなくのびのびと育てられて、心身ともに健康的に育てられています。

平牧三元豚の特別な飼育方法

平牧三元豚の特別な飼育方法

また、飼料にもこだわりを持ち、動物性たんぱく質を一切含まない、とうもろこしや大豆粕など植物性中心の指定配合飼料で育てられています。しかも遺伝子組み換えがされておらず、残留農薬の少ないポストハーベストフリーの穀物だけを厳選していますし、飼料にお米を配合して育てられています。
お米を食べて育った豚の脂身には、オレイン酸が多く含まれていて甘みとうま味があり、リノール酸が少ないことから脂の酸化を抑制する効果もあるといわれているそうです。

その上、通常は、飼育日数が約150~180日のところ、こちらでは、約200~250日と長い時間をかけじっくりと育てられているわけです。
平牧三元豚の特別な飼育方法と言えるでしょう。

三元豚といえば、今でこそスーパーでもおおくみられるようになりましたが、それでも国産三元豚は、まだまだ皆さんご存知ないのではないでしょうか。
そんな中、平牧三元豚は、今では年間20万頭以上出荷され、ある意味で国内産三元豚の先駆け、としてその品質の素晴らしさを知らしめた、という代表的三元豚と言えるでしょう。

平牧三元豚の肉質・味は

平田牧場三元豚は、肉の繊維のきめが細かく、柔らかさもありながら心地よい歯ごたえが特長と言われます。
一般の豚と比べますと、見た目が白く、旨味が強くジューシーで口の中で溶けていく感じが強いお肉です。

理由も明確で、脂肪色がの明度が高いので、白っぽく見え、オレイン酸やイノシン酸が多いので旨味が強く、サシが入りやすくジュシーで、脂肪分の融点が低いので、口の中で溶けるように感じる、というわけです。

平牧三元豚の味を楽しむのに、料理でおすすめするなら、ロースで焼きを楽しみ(ステーキや焼肉)、ヒレやモモで揚げを楽しみ(トンカツ)、バラで鍋を楽しんでもらいたい(しゃぶしゃぶ)です。
理由は簡単です、平牧三元豚の肉質の特長、特に脂や旨味を堪能していただくのに伝わりやすいと思うからです。

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