食肉加工品の功罪??

食肉加工品の功罪??
その他の肉

食肉加工品とはどんなものなのか

食肉加工品は、かつて豚肉とその内臓を原料として作られていましたが、時代とともに豚肉以外の肉も原料として利用されるようになりました。
本来は、塩蔵や燻製といった技術を利用し、保存期間を通常よりも長くするために生まれたものですが、
現在では保存と言うよりも、それそのものの味を楽しんだりするために作られていることが多いようです。
そのため保存期間は、長いものも短いもまちまちとなってきています。

本来、すぐに腐ってしまうものを塩蔵や燻製などの技術や食品添加物を使うことによって、保存期間が長くなったり、保存の条件が緩和されたり、また、嗜好性の高いものが生まれ、様々に楽しむことができるようになったわけです。

では食肉加工品にはどのようなものがあるのでしょう、
ハム、ベーコン、ソーセージ、ジャーキー、コンビーフ、ポークランチョンミートなどといったものがあると思われますよね。
(それぞれについては、別々に細かく述べていきたいと思います)

普通はそうだと思いますが、難しく分類??(食品衛生法てきに)すると、
1.食肉、食肉加工品・・・半製品で、煮る、焼くなどの調理をしたあとに食べるもの
2.食肉製品・・・ハム・ソーセージ・ベーコン・その他これらに類するもので、そのまま食べることができるように製造されたもの
3.その他食肉を含む加工品・・・そのまま食することができるよう製造されたものと、煮る、焼くなどの調理をしたあとに食するもの
と3つに分類されるそうです。

そのうえ、食肉製品は、製造方法の違いによって、
1.加熱食肉製品・・・製品名の例としては、ロースハム、ソーセージなど
2.特定加熱食肉製品・・・製品名の例としては、ローストビーフなど
3.非加熱食肉製品・・・製品名の例としては、ラックスハム、生ハム、セミドライソーセージなど
4.乾燥食肉製品・・・製品名の例としては、ドライソーセージ、ビーフジャーキーなど
に分けられるそうです。
といいましても、難しく分けずに、大きく食肉加工品というくくりですすめていきたいと思います。

現在、食肉加工品は、主に豚肉から作られていることが多いため、栄養もタンパク質やビタミンBがたくさん含まれていることが多いです。
その他血液を材料とするソーセージや肝臓を材料とするペースト等は鉄分やレチノールの効果を含んでいます。
しかしその反面、塩分や脂肪が多く含まれているので、食べ過ぎ、とりすぎには、注意する必要があります。

食肉加工品には、食品添加物が必要です

最近週刊誌などでもよく取り上げられる話題として、その食べ物を食べるといけないとか食べない方が良い食品とか様々な文言で書かれることがありますが、その中に食肉加工品も頻繁に出てくることがあります。
そこには食肉加工品を作るときに、必ずと言っていいほど加えられる食品添加物の問題があります。

食品添加物とは、その食品の加工や保存のために、添加したり混和等するもので、化学的につくられたもの(合成添加物)と天然のもの(天然添加物)とがあります。
国の基準で、食品衛生法などにより、人の健康を損なうおそれのないものを、成分規格や使用基準で決められています。

本来、食品添加物は1.食品製造のために必要、2.食品の品質向上、3.食品の保存性の向上と食中毒の防止、4.食品の風味や外観をよくする、5.食品の栄養価を補充するといった目的で使われています。
具体的には、1には、ラーメンのかんすいや、豆腐の凝固剤、2には、乳化剤や結着剤、3には、保存料や酸化防止剤、4には、着色料や発色剤、調味料、5には、ビタミンやミネラルなどがあります。

それなのに、なぜそんなに問題とされるでしょう。(食品添加物については、別途詳しく述べていきたいと思います)

食品添加物が問題視される理由

食品添加物が問題視される理由

これが、一番話題なるところですが、食品添加物のマイナスイメージNo.1は、
安全性についてです。特に発がん性があるとか、毒性があるとか言われることが多いですが、
これは、個人的には玉虫色?グレーなとこではないかとおもいます。

食品添加物が「はっきりとした原因」で癌になる、という証拠やデータも出ていないためです。
しかしながら、その食品添加物によっては、使用量を間違えれば、ラット実験でも異常が出ることがあるようですし、
そこが、グレーなところではないでしょうか。

また、食品添加物は、食品の風味に影響を与えるものですから、知らず知らずのうちに塩分や脂質をとってしまうことにもなります。
食肉加工品ではありませんが、缶コーヒーや果汁入のジュースに、かなり多くの砂糖がはいっていることもよく話題になりますが、知らず知らずが、一番怖いことでもあります。

どのくらい、どの程度食品添加物を使うか、もちろん法律の範囲で使用するわけですが、これは、メーカー次第です。
そこに、造り手としてのポリシーや様々なことに対する考え方や姿勢が、現れるわけで彼らの矜持に期待したいところです。

また、消費者としてできることは、そのものを食べるかどうかの選択です。
その上で、食べるなら、どこのものをどの程度食べるかを決めていくわけです(結局の所は、最終ここに帰着すると思われますが、、、)
自分次第になってくるので、冷静で賢い判断をしていきたいですね。

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