北海道、東北、関東の肉料理とは

北海道、東北、関東の肉料理とは
さまざまな素材

北海道の肉料理、地元肉料理とは

やっぱり羊ですね。もともとは羊毛用の家畜として利用されていたものが、
食用としても用いられるようになった訳です。

独特な臭みがあるだけに、特に商品化されるまでの過程にまだ課題が多かった時代は、
醤油ベースのタレに漬け込んだり、味噌を利用して食べたり焼肉系がほとんどで
オーストラリアからの輸入ものがほとんどでした。

羊肉料理は、そのにおいが癖にもなり、北海道出身者や観光旅行で好きになってしまった人を
中心に好まれています。
(ただ最近は、脂肪燃焼に効果があるL-カルニチンが含まれることからダイエットにも利用される方がいるようです)

北海道で全国の半数以上が飼育されている羊ですが、もともとは羊毛用でしたから、
マトンのジンギスカンが普通でしたが、このジンギスカンが人気料理になったことから
食用の飼育も行われるようになり、現在は国内産の羊肉はなかなか手に入りにくのが現状です。

札幌と行ったら、まず皆さんが行くジンギスカンの有名なお店、
あそこもオ-ストラリアさんじゃなかったかな??
日本で育てられた生の羊肉は、なかなか食せませんが、機会があれば、是非一度は食べてみて欲しいです。

ちなみに、生後およそ12か月以下の子羊の肉はラム、それよりも年をとった羊の肉は
日本ではマトンと呼ばれます。ただし厳密には、永久門歯の有無により区別されます。詳細はまた後日。

日本で羊料理といえば、ジンギスカン・カレー・しゃぶしゃぶ・ローストなどが主流です。
私は、仕事で中国に出張することがありますが、中国ではしゃぶしゃぶといえば、羊肉です。
火鍋というものが有名ですが、あの二つに別れた鍋(陰陽の太極図みたいなかたち)も中々良いですね。

マトンよりラムのほうが、お肉も柔らかくくさみも少ないので、
西洋料理では多く使われるようです脂肪分が少なくタンパク質は多く、
ヘルシーということで今後も需要は伸びていくものと予測されます。

東北の肉料理と関東地方の肉料理

さあ、ここででてくるのは?
予想通りか、それとも以外か?そう豚肉です。

昔は、関東も東北地方も肉料理といえば、豚肉でした。
すき焼きも豚肉、えっ?という方もいらっしゃるでしょうが、こちらが主流でした。

これは、昔は豚の飼育が牛と比べて小規模でも飼育することができ、
豚を手に入れることが牛に比べ非常に容易であったことが考えられます。

いわゆる現在我々が馴染みのある牛のすき焼きが食べられるようになるのは、
明治以降で、すき焼きの前身ともいわれる「牛鍋」が登場してあとになります。

私は母方の祖父母が東北にいましたので、子供の頃から夏休みには東北で過ごしましたし、
大学生のときには、お小遣いをもらいに休みといえばよく顔を出しました。

今でもよく覚えているのは、大学生の私が遊びに行くと、必ず祖母が近所の
スーパーに買物に行き、豚肉のヒレ肉を買ってきてトンカツを作ってくれました。

若い私が、お肉を食べたいだろうと気を遣ってくれて料理を作ってくれたのですが、
正直なところそんなに美味しいとは思っていませんでした。

多分、そのことが顔にでていたのでしょう、無感情で食べていたようで、
祖母と住んでいたいとこに、私が何を好きなのだろう、あまり美味しそうに食べていない、と聞いたそうです。

いとこには叱責されました、祖母がどんな気持ちで料理を作ってくれているのか
考えたことがあるのかと。そしていつも行くスーパーに連れて行かれ、
そこでみたのは一番高いお肉が豚肉のヒレ肉だったということでした。

その当時、そのお店には牛肉も販売されていましたが、私の実家に遊びに来て母と買い物に行き、
料理をしてくれた祖母は、東北のそのお店のどんな牛肉を食べさせても
私が実家で食べる牛肉に比べて美味しいとは感じないだろうと、あえて高級な豚肉を買って料理してくれていたのです。

反省しました、私は料理が好きな方であったため、自分でも下宿で自炊生活をおくっていましたから、
その当時の食材の価格はよくわかっていました。牛肉に負けない高額な豚肉を私のために
毎回準備をしてくれていた、祖母の愛情に頭が下がるのみでした。

今、一言いわせてもらえるなら、ばあちゃん、いつもありがとうございました、
でも高級なお肉とか関係なく、ばあちゃんの作ってくれる料理は、なんでも美味しかったよ。

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