牛肉料理、「ネック」、「かた」、 「かたロース」、「かたばら」を使おう 世界事情 Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 「ネック」ってどんな場所、どんな料理にあうの? 首のあたりで運動量の多い部分であるため、肉質はきめが粗く、かたくて筋っぽい部位 。 脂肪分が少なく赤身が多いため、他の部位と混ぜてひき肉やこま切れにされています。 味もこく、エキス分も豊富、ゼラチン質も含む。 どんな料理に向いている・・・シチューなどの煮込み料理 ところ変われば呼び方も変わる・・・関西(ネジ)、アメリカ(ショルダークロッド)、 オーストラリア(クロッド) 「かた」ってどんな場所、どんな料理にあうの? 肩のあたりで、筋肉が集まった部分で、肉質はややかたく脂肪の少ない赤身肉。うまみ成分が豊富で、味は濃厚。 エキス分やゼラチン質も多い。希少部位といわれる「ミスジ」、「トンビ」(とうがらし) も含み、その一部は、最近高級食材となっていて焼肉屋さんでは人気です。 どんな料理に向いている・・・シチューなどの煮込み料理、スープをとるのに適します。 細切りにして炒めたり、最近はしゃぶしゃぶ、すき焼きにも使われます。 ところ変われば呼び方も変わる・・・関西(ウデ)、アメリカ(ショルダークロッド)、 オーストラリア(クロッド) 「かたロース」ってどんな場所、どんな料理にあうの? 肩から背にかけての「背最長筋」の部分で、サシ(脂肪交雑)が入りやすく、 脂肪分が適度にあって、柔らかく、風味のよい部分です。 希少部位といわれる「ハネシタ」(ザブトン)を含み、焼肉屋さんでは、特上カルビと して提供されることが多い。 どんな料理に向いている・・・しゃぶしゃぶ、すき焼き、焼肉に適します。 ステーキにするときはていねいに筋切りをすると良い、炒め、焼き、煮ると 用途を選ばない部分です。関西ではロースよりカタロースのほうが肉の味がする、 といわれ「リブロース」の代わり?に使われることも多い。 ところ変われば呼び方も変わる・・・関西(クラシタ)、アメリカ(チャックロール)、 オーストラリア(チャックロール) 「かたばら」ってどんな場所、どんな料理にあうの? 肋骨の前の方から前またの内側胸のあたりの部分で、霜降りになりやすい部位 。 肉質は赤身と脂肪が層になり、きめは粗くてかための部分ときめが細かく肉質が よい部分の共存?している。 希少部位といわれる「三角バラ」を含み、特にサシが美しく、焼肉屋さんでは、 上~特上カルビとして提供されることが多い。 どんな料理に向いている・・・粗い部分は、角切りにしてこってりと煮込んだり、 こま切れは肉じゃがや大根との煮物にも。細かな部分は、ステーキやすき焼きにも最適です。 ところ変われば呼び方も変わる・・・関西(マエバラ・ウデバラ)、アメリカ(ブリスケット)、 オーストラリア(ポイントエンド・ブリスケット) Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 世界事情 ワンランク上の牛肉知識、部位肉(パーツ) 牛肉料理、「ヒレ」、「リブロース」、「サーロイン」、「ともばら」の使い方 ピックアップ記事 ビジネス 最近人気のハンバーグ ビジネス ビジネス 肉屋さんの売上を上げる方法(算数編) ビジネス 関連記事一覧 世界事情 豚肉料理、「ネック」、「かた」、 「かたロース」、「ロース」... 世界事情 アフリカ豚コレラ「ASF」の恐ろしさ 世界事情 ヨーロッパの人は、もともと肉食ではなかった?! 世界事情 牛肉料理、「ヒレ」、「リブロース」、「サーロイン」、「ともば... 世界事情 ワンランク上の鶏肉知識、部位肉(パーツ)&使い方 世界事情 世界一有名な肉職人、ユーゴ・デノワイエさん 世界事情 アジアの鶏料理は、一羽まるごとなど使い方もさまざま 世界事情 羊肉(マトンとラム)の違いは、実は国により違いがあるのです。